ひふみん解説はやっぱり面白い(n‘∀‘)η

 今日の将棋NHK杯は羽生-中川戦。シードだった羽生のトーナメント初戦ということで楽しみに見てましたが、いやぁ最後の大逆転に興奮しました。
 序盤は珍しい相掛かりで、中盤前にやや羽生が指しやすいか? と見ていたら少しずつ形勢が中川七段に傾き始め、終盤で飛車による王手馬取りが掛けられた時点でさすがに羽生負けかなぁ(ノ∀`)と。そこから中川七段は落ち着いた指し回しで特に間違った手を指しているようにも見えなかったのに、突如として驚愕の声を上げる解説のひふみん。

ひふみん(加藤一二三九段)『羽生2冠はやっぱり、本局で序盤作戦で矢倉に行かなかったのがいけなかったですね』
読み上げ「先手、▲2二銀」
中倉『先手かなり追い上げているように見えますが』
ひふみん『迫ってますけどね。逃げ間違うといけないんですけどね。ええ、同金でいいんですね、同金で』
読み上げ「後手、△2二同じく金」
ひふみん『……あれ、あれ?あれ? あれ、まてよ、あれ? あれ、おかしいですね、あれ? もしかして頓死? えと、こういって……あれれ、おかしいですよ、あれー? あれ、あ、歩が3個あるから、あれ頓死なのかな? エェー、これ頓死? 頓死なんじゃないですかね、あれ、あれ、いやこれ頓死かもしれません!なんと。いやー、これ銀桂歩3つありますからね……歩の数を計算して……こういって、こう取って…いや、これぴったり間に合いますからね。これは大逆転ですね! たぶん。詰んでますよ。ヒャァー、ぴったり詰んでる。なんという大逆転。NHK杯史上に残る大逆転、じゃないかな』

 ちょwwひふみんwww
 ▲2六飛で桂を取る直前まで羽生は前髪を乱暴にかきあげ掴みながら考えているくらい敗勢だったわけなのですが、要するにこれは「死んだふり」だったわけですね。結局最後は1枚も駒を残さずのぴったり詰み。確かに中川の頓死だったわけですが自爆というほどでもなく、羽生の終盤術に戦慄させられました。必勝を確信した中川は呆然。これ見てたプロ棋士さんも一同に羽生の恐ろしさを再確認したでしょうね。いいもの見れました。

 私同様に興奮した人たちがたくさん居る模様。