合併の正直なところ

 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20040621-00000012-spnavi_ot-spo.html
 近鉄オリックスの合併で、渡辺氏をはじめとして、食い扶持を失う選手を救済する、と宣言していました。支配化選手の制限撤廃とか、他球団への編入、社会人リーグへの受け入れ(これは雇用の確保というだけで、食い扶持については微妙)などなど。選手たちを守ろうとする意識、思ったよりも素晴らしい〜などとちょっと思っていたわけですが、やっぱりこうなってきましたね。「美味しい所取りは許さない」って、「下半分の選手は要らない」と言ってるのとそう変わりないです。まあ憤慨する気持ちも分かるのですが(確かにその形で合併したら強力な球団になりそうですしね…)、でも谷や小林や中村が他のところに取られちゃうのにはもっと違和感があるわけですが。
 西武とか巨人あたりの発言権の強いところは、それっぽい条件付けて、いい選手を確保しようと企てそうで注意です。「移動を希望するかどうかは選手の希望に……」とか。そうすると、選手側だって、お金をたくさんくれそうなところに移動したがりそうなわけで。
 この問題、いろいろ駆け引きが続きそうですね。まあ、せめてもベターであると思える決着になることを期待しています。