短評続き

 日が開きましたが、幕内上位力士の7月場所への感想・短評第2回。
高見盛(前7、8-7):興味だけでの人気は去っても、依然としての人気者。今場所もなかなか苦しかったが、最終戦黒海を逆転で破った相撲は見事。来場所は朝青龍の土俵入りに際しての露払いという話が。
栃乃洋(前6、9-6):今場所は左挿しの鋭い攻めが光った。横綱大関と当たらない場所だからというのが理由として大きいが、だからこそ9番勝てるというのは、もう少し上位でやはり取るべき力士ということ。
霜鳥(前4、9-6):魁皇武双山若の里琴光喜を倒しての9勝の価値は大きい。ここ暫く前頭上位と中位のシーソーを繰り返しているが、この相撲が続けば三役の定着も可能か。
黒海(前2、8-7):恐ろしい馬力を誇り、いまだ負越し知らず……とはいえ、思った以上に苦戦した模様。力に頼りすぎ技がまだまだと見る。つまりこの技の部分を鍛えれば、ゆうに大関にはなれるであろうと思う。
琴ノ若(前2、3-12):最近まずまずの調子と思っていたら今場所は大きく負越し。序盤に上位と当たりすぎて調子を崩したのもあるかもしれないが、それにしても攻め手に欠けていた。ただ一人残った古参に黄信号がともってしまっているのでは…などと思ってしまう。

 残りはまた後日。