モバイルへの道・再び(4)

 だいぶ前のトピックだったりしますが、久しぶりに。
 ハンドヘルドモバイルを1台欲しいとは思っていたのですが、引越にだいぶ金が掛かったのと、中古PCおよび中古16''液晶を購入してしまった為に、この購入企画はお預けとなってしまいました。
 となると、私の手元にある唯一のハンドヘルドモバイルといえば、初代Sigmarionとなります。Webブラウジングは若干なり問題があるものの、用途を文章入力に限定すれば、たとえ初代シグマリとてわりと優秀ではあります。ちょっと重いのが気になりますが(485g)、シグマリ3でも数十グラムしか改善されてはいません。
 シグマリ1を活用する上での問題点といえば、ファイルの保存と転送がありました。シグマリのデータ保存領域は16Mです。あ、一応説明しておくとシグマリにはHDDなんて殊勝なものは積んでいませんので(^^;)、16Mだけなのです。とはいえ、ちょっとしたテキストファイルを置いておくにはそう困ることではありません。
 ただし、しばらく使わず放っておくと、内臓バッテリーが自然消耗し、メモリデータ保存用のサブバッテリー(ボタン電池CR2032)も消耗し、その結果すべてのデータが初期化されてしまうので油断は禁物です。なので、定期的に重要なデータはバックアップを取っておく必要があるわけですね。
 あとは転送。シグマリを買った当時は、付属していたPCケーブルを使いました。PCのシリアルポートにつなぐのですが、PC側にはActiveSyncとかいう特殊なソフトをインストールしておく必要があってちょっと面倒です。ついでにケーブルを何度か無くしたことがあるのですが、このケーブルが代替の効かない専用物でして。
 そこが不便でシグマリを放置してた時期もあったのですが、今になってよく考えてみると、シグマリにはCFスロットがあったのでした。当時はこれ、モデムとかそういったものを付けるための拡張スロットという意識しかなかったのですが、CFというからにはCFメモリが刺さるんですよね。そして最近はUSBのマルチカードリーダなんてすばらしいものがあるわけで、「そうだ、CF経由でデータを読み書き移動すればすべての問題が解決するのでは!」といまさらながら、ピコーンと気が付いたのでした。
 さて、このシグマリのCFスロットには、何メガまでのCFメモリが刺さるのでしょうか。まったくそのあたりの情報が不明。アキバにいってみると512MBとか1GBとかが売ってるわけで、「ここまで最近のやつは動きそうにないな〜。とりあえず4Mとか8Mとかのなら動くだろう」と中古を探してみたのですが、これがまた売ってない。ほんとにどこにも売ってない。
 結局、今日アキバのメモリ横丁(T-ZONEとかフリージアの通りね)に行ってみたのですが、128Mの新品CFメモリが\1280(なんか256Mのになると\5000とか高かった)。普通に最近のメモリ相場から言えば特に驚くには値しない価格ではありますが、16Mしか積んでないマシンにいきなり128Mも、しかも放置してもデータの消えないメモリがたったの\1280で追加されたわけで、かなり幸せです。遅いとはいえブラウザも搭載してるわけですから、html形式のノベルとかを放り込んでおけばデジタルリーダになるわけで。シグマリはなんだかんだでネット非接続時は、6-8時間持つ、わりと優良なモバイルなんですよね〜
 というか、もっと早く気づけよと自分に突っ込みたくなってくるわけですが(・・;

余談1:シグマリでの文書作成はPocketWordを使います。専用の保存形式.pwdは、わざわざmicrosoftのサイトから専用のOfficeファイルフィルタをDLしなくちゃいけないので面倒。幸いWord97形式で保存できるので、あとはPC側ではOffice2000でも何でも入れておけば無問題。
余談2:CFを接着してると、シグマリに限らずモバイルはバッテリ消耗が増えます。使わないときは外しておくのが無難なんですね。そういえば最近のモバイルの殆どはSDカードスロットになってますが、SDメモリを刺してる場合もやっぱりバッテリ消耗が増えるのかしら?知ってる方教えてくださいませ。