箱根終了

 1/2-1/3の箱根駅伝も終了しました。歴代3位だとかで、ワースト云々で低迷が続いている紅白とはえらい違いですね。(純粋な視聴率値なら紅白の方が上なんだけど)
 でもこれだけ国民的イベントになってるにも関わらず、相変わらず出場校は関東の大学に限定されています。箱根は言ってみれば甲子園のようなもので、駅伝ランナーたちの憧れの的であるだけでなく実業団への足がかりになるPR会場なわけで、この関東限定のせいで、有能なランナーはみんな関東に引越してこなくちゃいけないというか。もっと門戸を広くしてもいいのにねと常々思います。もう卒業しちゃいましたが早大の空山隆児の「箱根なんて単なる関東のローカルな大会なんだけどね」という言葉を覚えています。与えられている権威というか意義に相応する大会構成であるべきではないかと。
 今年の箱根駅伝の内容については、結構面白かったです。順大の難波が見てて痛々しかったです。必ずこういう人が出てくるんですよねえ……山梨の中村、法政の徳本、東海の中井云々を思い出しました。それにしても亜細亜大の優勝は見事。まあ順大は自滅、駒大は肝心の9区10区に精細を欠き、要するにライバル側から落ちて行ったわけですが、殆ど不調の選手もなくまとめきった亜大がそれだけよく調整してきたということでしょう。最終区の岡田なんて、一時は駒大の清野に追いつかれても焦りの表情ひとつ見せずに淡々と、精悍な顔つきのまま走って結局引き離しちゃったしね。ゴール前2キロあたりからその表情が崩れて抑えようとしても笑みが止まらないというあの表情がとても印象的でした。