大相撲10日目終了

　五月場所も１０日目まで終わり、いよいよ明日から終盤戦に突入します。
　１敗勢の白鵬、千代大海、雅山は揃って白星。横綱不在となった場所ですが、それなりに優勝戦線は締まった戦いになってきつつあります。
○白鵬　琴光喜●：白鵬は熱出してるらしいほどの体調不良らしいですが、この日は慎重に攻めて結果は圧勝。琴光喜が最後完全に諦めて無気力になってましたが、それくらい白鵬の寄りが万全だってことなんでしょうね。体調さえ回復傾向ならやはり優勝争いの第一番手。
○千代大海　安美錦●：突き押し一気。かつて大海の相撲は電車道と評されましたがその当時の相撲が久々に戻ってきましたね。これは下位で受け止められる力士は殆どいないでしょう。
○雅山　若の里●：立ち合いからの重い突きではや雅山が優勢となり、前のめりに押し返してきたところをさっと引き落とし。圧勝。雅山はここ最近連続勝ち越し中で、かつ先場所小結で１０勝。今場所１２番勝っておくと来場所は再大関に向けてかなり期待できそうですね。まあ現時点５大関居るので、当確ライン上げられる可能性もありますが。ちなみに明日は雅山-千代大海のトップ対決があり、これは見逃せません。
○魁皇　時天空●：頭低くして突っ込んできた時天空を一閃はたいて終了。相撲としてはしょぼい勝ち方でしたが魁皇はこれで８−２で勝ち越し。久々の連続勝ち越し、両国での久しぶりの勝ち越し、それから幕内通算勝ち星も歴代単独７位に浮上。明日は苦手の琴光喜戦ということで、ここを乗り切ると優勝争いにいよいよ期待も持てるわけですが。
　その他。十両では弓取りの皇牙が６−４と健闘中。ようやく掴んだ関取の座、ぜひ踏ん張って貰いたい。幕内：把瑠都は普天王相手に突き落として８−２とはやばや新入幕勝ち越し。明らかに欧州勢力士の中では期待の格が違うようで、土俵入りの時からものすごい声援を受けます。私が見てもこれは曙２世という感じがしますしね。間違いなく大器と言って良い。てか割を調整しないと優勝してしまう可能性も高いぞこれ（・・;
　で、把瑠都の影に隠れてますが、同じ新入幕の豊真将も動きが良い。普天王、琴奨菊と３人で「日本人期待の若手」を形成していきそうな感じです。
　高見盛も連勝で６−４。最近負け越しが続いているので、今場所は早めに勝ち越しておきたいところ。右挿しが上手くいっているとは言えないものの、前に出る圧力がしっかり出ている。
　あとは……旭鷲山は珍しく幕内上位相手なのに好調で８−２。しかも今日は琴欧州に勝った。（同じ関脇の）琴光喜次第なんですが１２番とか勝ちこむと来場所いきなり関脇に滑り込む可能性もありますねこれ。（前頭５は上位すべてとあたるわけではないため、１２−３くらいの星が欲しいと思われる）
　なにはともあれ残り５日間楽しみ(〜ﾟーﾟ)〜