中盤戦終了

 気が付けば大相撲も10日目まで終了。今場所はあまり落ち着いて見ることが出来てないのですが、いくつか。

朝青龍(10-0):右腕の怪我は完治こそしていないものの、それくらいではハンデにもなっていないらしい。今後負けても1敗。2敗すれば少し驚いても良いかも。
白鵬(8-2):後1つでも負ければ綱取りはありえないギリギリの状況だが、残りは横綱大関戦。綱に非常に近い力量を持っているとはいえ、少々厳しいか。
千代大海(9-1):突っ張りがそこまで強烈ではないのだがなにしろ身軽。今場所は体調も良いように見える。が、大海が朝青龍を倒すような姿はまったく想像ができず、したがって優勝はまったく考えられない。
琴欧州(6-4):期待されてはいたが、怪我のせいとはいえ大関に上がってからポロポロ負け存在感が発揮できていない。来場所あたりには完治して場所を迎えてもらいたい。
栃東(8-2):休場明けにしてはしっかり体調を整えてきたとは思う。しかし腰の悪い魁皇にあっさり上手を許して投げを食らうのはいくらなんでも苦手意識が強すぎるような気がする。
魁皇(7-3):正直腰の状態は良くはない。負けるときはあっさり腰を割るものの絶不調の頃は脱したようで、得意の土俵際の逆転を今場所何度も見られている。少々力を無理して出せば体はしっかり動くらしい。よく言われる「強い魁皇の日」と「弱い魁皇の日」のコントラストがいつも以上に激しい。
把瑠都(6-4):星はそこまで挙がってはいないが、琴欧州を破った一番あたりだけを見ても、怪我さえしなければ大関に上がれる力を充分持っている。黒海露鵬とはスケールが一回り違う。前も書いた気もするが、曙級の素材だろう。
玉春日(9-1):幕内下位とは言え珍しく絶好調。相撲のタイプは全然違うが体つきは小さな栃東という雰囲気がある。土佐ノ海の影に隠れているが思った以上に劣化しない力士。ただ、上位対戦なんて組まれた日に勝てる姿があまり想像できないのも確か。
玉乃島(9-1):玉乃島は下位ならこれくらい勝っても何もおかしくはない。おかしいのは下位に落ちてしまう事のほう。確かにある一定以上の馬力を持つ相手には玉乃島の相撲が通用してしないから上位で弾かれるのは分からなくはないのだが…。
栃乃洋(7-3):この番付なら同様に勝ちこんでもおかしくない力士。自分の形をもってるのに懐甘いのと動きが遅いのでいつも惜しい星を落としてるのよねえ。
安馬(2-8):真っ向勝負は見てて気持ちがいいが、体調が悪いと全然勝てない例。
雅山(5-5):残念ながら残り5日全勝での大関取りは無理だと思う。来場所につなげるためにも勝ち越してもらいたい。8勝でも白紙には恐らくならないだろうから。しかし二桁は大丈夫だと思ってたんだけどなあ……頑張りすぎて疲れのピークが場所中に来てしまったのかな。

 朝青龍の対抗馬と目される人達がこぞって2敗かそれ以上負けてるし、白鵬雅山ももう黄色信号で、盛り上がりには欠けてきてるかも(・・;
 ま、なにはともあれあと5日間(〜゚ー゚)〜どうなることやら