集団売春問題で被告側に死刑の可能性も……って

 中国で起きた、日本人による限りなく会社ぐるみな売春問題の件ですな。被告というのは中国側の関係者のことね。まあしかし、死刑っていう厳罰が浮上してくるだけ凄いなと感じます。それだけ存在を社会全体が許していないという態度の現れなのでしょう。中国には売春組織とかはまああるんでしょうが、恐らく巧妙に隠れているでしょうし、かつてはその数も少なく、最近になって増えてきたんじゃないですかねえ。かつて世界各地の売春分布を調べた学者は「驚くべき事に、中華人民共和国だけが、売春の存在を見つけることはできなかった。アジアの国であることを考えると一層驚くべきことだ」とか言っていましたし。確かクセジュ文庫の「売春の社会学」にそんな事が書いてありました。(この本には売春問題について色々興味深い事が書いてあります。またそのうち、必要に応じて紹介することになるでしょう)
 まあともあれ、この問題につづいて、留学生による卑猥な劇で抗議デモが起きたりと、日本人が中国に迷惑をかけちゃってますね。まあ、そんなことで反日感情を高められるのはちょっと、と私などは思ったりもするのですが。ともあれ、中国の社会はそういうものを認めない国であることをしっかり認識しておかなくてはいけません。