無言で居られないこと、無言にすべきか迷うこと

 白黒付けたいとお互い思っているなら別として、やりあう事によるメリットがあまりに低いのと、そもそもそれすら望んでいない場合、お互い言いたいことをある程度述べてそこで終わるわけですが、最後を無言にして(=黙して)終止すべきなのかはいつも迷う所なのです。無言の態度が、暗黙的に共通認識化された収束の希望を表明していると受け取ってもらいたいわけですが、時として相手方に取ってみれば、肯定されたのか否定されたのか、逃げられたのか、いろんな推測が可能でもあったりします。そう考えると、相手を不安に陥れるような態度は避けるべきとして何らかの反応をした方が良いということになるのでしょうかね。で、引き気味に一言書くだけにしておくのが多分もっともウマイやり方なんだろうなと思ったりするのですが、既にこんな風にプロセスまで書いてしまっている以上、もう少し書かざるを得ないような状況に陥っている……。ああ、自分の言いたい事だけを書いていると言いつつも、きっとこれは相手方に読んでもらいたいという気持ちもあるのでしょう。誰でもというわけじゃなくて、某氏だからこそなんでしょうね、これは良い意味で。
 相手方の主張も、立場の斟酌をすると理解できるものになりますし、私個人としては、氏の考えはできるだけ吸収したいとも思っているわけですが、困ったことに、極力誰かの気分を害しないよう配慮して発言するということまではできるものの、それでも多分自分の理念上、氏に無意味と言われそうなものも恐らく今後も書いていくことになるでしょう。が、それはある程度仕方がないのでしょうね。たとえ発言内容がそれをするに足る条件がなくてもやはり、ある話題においてどうしても感情から何か書きたいという気持ちを止めるのは非常に難しいことですから。
 ともあれ、氏には、気分を害した事については謝りたいと思います。しかしまったく、思うところを言ってくれる人というのは、全く何も言わないでいる人よりも信頼したくなるわけです、ややもすれば後者の人間のほうに好意を寄せがちですが、案外相手は心の中で反発しつつ黙っているというケースはあるわけで。