アテネ五輪マラソン代表選出

 本日午後発表となりまして、
http://www.nikkansports.com/ns/sports/f-sp-tp0-040315-0034.html
男子:油谷 国近 諏訪 (補欠:高岡)
女子:野口 坂本 土佐 (補欠:千葉)
 以上の6名+補欠2名が選出されました。これを見るに、陸連は選考レース内でのタイムおよびインパクトを重視したと言えるでしょうか。
 男子の油谷と国近は順当でしょうか。私は当初、世界選手権は準参考程度だと思っていたのですがあれも立派な選考対象だったわけで、そうなると実際に上位に食いこんだ油谷にまずメダルの期待がかけられます。国近はまだ実績不十分なれど福岡国際優勝のタイムは確かに世界レベルと言えます。そして数秒差の諏訪が選ばれたと。東京国際2位の大崎と、先日のびわ湖2位の小島は、その時はともに五輪の目が見えてきたと言われましたがタイムでは確かに物足りず、http://d.hatena.ne.jp/gumina/20040307で私がこの2人ではアテネは戦えない、と書いていましたが、陸連も同じような評価をしたのでしょう。
 女子については高橋の落選が衝撃的です。陸連としてはこれは賭けに出たのでしょうか、五輪で惨敗すれば「高橋を出していれば」と批判される事は間違いないからです。しかし高橋を落としたのは、選考レース重視の視点から行けば正当です。
 高橋はこの後どうするのでしょう。私はやはりあの、アジア大会での爆走を忘れる事ができません。五輪の連続出場の夢は敵わなくなりましたが、ぜひまだまだ主要な大会に参加して欲しいと思います。