後もう少し

 逆転裁判3プレイちう。個々のコメントは今は控えておきますが、3作品全体を通してもっとも特筆に価すべきポイントはやはり、ゲームのテンポでしょう。「他に類を見ない演出の旨さ」とSinonさんが言っていましたが、これは勿論、単に外面的なアニメーションの駆使というだけでなく、ドラマ全体としての演出の旨さといいますか。一点分かりやすく挙げるならば、人の会話が途中で「異議あり!」「待った!」と中断されるあたりですか。演劇やらTVドラマなどでは別段珍しくもありませんが、従来のTVゲームにおけるストーリー作品では、(小説的技法を除いて、)誰かの会話がインタラプトされるなんて殆どあり得なかったことです。このせいで会話の臨場感が否が応でも増しているわけです。勉強になりますね。