鷹月ぐみな、スルガ銀行へ行く(2)

 スルガ銀行の支店は東京圏でも少なく、要するに主要な都市にしかないのでした。とは言っても、東京に無いわけが無く、日本橋支店がありまして、浦安から電車で15分。早速行って来たわけです……おっとその前に。スルガ銀行のこのバイオセキュリティ預金口座は、初回開設時100万円が必要なのでした。高いな……というか、高校生とか大学生向けの口座じゃないんですな要するに。UFJ銀行でなけなしの金を下ろしました。百万円の札束なんて生まれて初めて手にしましたよ(><
 午後から行ったんですが、支店が少ないからさぞかし混んでいるんだろうなと覚悟したのですが、言ってみれば誰もいないΣ( ̄□ ̄;)ガラガラかよ!
 そして窓口の、気さくそうなお姉さまと応対して、バイオセキュリティ預金口座開設をお願いしました。すると、簡単に説明をしてくれました。
 ある程度は下調べしていたのですが、お金の引き出し条件がまた凄いのです。

●預け入れ時
 スルガ銀行支店、あるいは対応するATMにてカードで預入れ可能
#別にこれは普通の銀行と何ら変わりません

●引き出し時
 お金の引き出しの際は以下の条件を全て満たす必要があります。
1. 口座を開設した支店の窓口でのみ引き出しができます。
2. 静脈認証をする必要があります。(当然)
3. 通帳が必要です。(通帳のないプランも選べます)
4. カード必須です。
5. 免許証or保険証が必要です(通帳ありプランで、200万円以下の引き出しの場合のみ不要)
6. 印鑑必須です。
7. カードの暗証番号の入力必須です。
8. 引き出し時パスワードが必要です(これは無しにすることもできます)。

 静脈認証でだいぶ堅牢になったはずなのに、なにやら本人確認の手続きが凄いですね。
ぐみな「えーと。静脈認証があればある程度は本人確認ができるはずなんですが、それでもこんなに他に必要なものがあるということは、あまり精度が良くないということですかね」
窓口のお姉さん「え、ええと……まあ、こういった方法で、セキュリティを強化しているというわけなのです。精度はそこまで悪くはないですよ」
 微妙に求めている答えと違うし。ちなみにパスワード設定はしませんでした。既にガチガチなのに、ここまでヤケクソに硬くする必要も無いでしょう。

 基本的な受け答えとか、記入が済んだ後で、いよいよ静脈パターンの登録です。FUJITSUの機械を使っているようでした。
お姉さん「ここに手首を乗せてくださいね〜。ちなみに手をけがされたりすると認識できなくなって、解約しちゃうことになりますので」
ぐみな「どれくらいの怪我で読み取れなくなるんですか?」
お姉さん「手にペンキが付いちゃったりとかもダメですね〜」
ぐみな(ケガされたりの意味違うような・・それ汚された場合じゃん)
ぐみな「手が荒れたりとかは大丈夫ですか?」
お姉さん「あ、え、えーと、た、たぶんそれくらいなら大丈夫かと思います〜」
 んで、静脈パターン登録は3回行いました。そのあとで、登録が全部正常に行われたかの確認をするために、暗証番号から静脈パターンの確認フェーズまでを1度繰り返しました。
 こうして、鷹月ぐみなはスルガ銀行のバイオセキュリティ口座を作ったのでした。
 引き出しが面倒ですが、ここまでヤケクソなまでに本人認証をするおかげで、預金はこれで安全です。通帳を実家に預けておけばもう、完璧ですね。まあ、すべての前提であるスルガ銀行さえ信頼できれば、ですね。
 ともあれ、私の抱えていたのと同じような悩みを持っていた方、スルガ銀行マジお薦めということで。とりあえず取り崩す予定のないお金は全部こっちに預け入れておくことにします。

バイオセキュリティ預金:
http://www.surugabank.co.jp/surugabank/prod/yokin/bio.html