もう5月場所は終わってしまいましたが

 今場所は本場所中に一度も感想書かないまま、朝青龍の優勝で終わってしまいました。まあ例によって魁皇が途中休場してスネてたわけですが。追風海も初日から休場でしたしね。そうはいっても取り組みはほぼ毎日テレビで見ていましたし、12日目には両国に観に行きました。国技館にはいつも相撲に詳しい知り合いと行っていたのですが、今回は初めて一人で行ってみました。
 ちょうど国技館のすぐ隣にある江戸東京博物館にて、新シルクロード展をやっていたのでそちらを観てからだったのですが、入った時間が早すぎてまだ二段目の取組時間。ある程度詳しい私といってもこのあたりの段は知らない人だらけ。おまけに時間が早すぎて好物の焼鳥弁当がまだ売りに出されないといった状況で、いちど会場から出てしまいました。で、博物館の2Fにある食堂でラーメンを食べて、さらに近くにある休憩所でまったりしてから入場→幕下の取組から観る、というかんじで。
 さて、上位力士の成績を眺めながら感想をいくつか。
朝青龍(15-0):全勝。ここ数場所、勝ったとはいえ危なっかしい取組もわりとあったのですが今場所は荒さが少なく攻めも鋭く、体調の良い状態の横綱はここまで強いのか、と脱帽しました。11日目でしたっけ、琴欧州が立会いで吹っ飛ばされた結びがありました。朝青龍が左肩からぶつかってそれだけで琴欧州がのけぞって土俵から出たと言うわけですが、正面のテレビカメラから見るとその左は隠れていたため、北斗の拳ばりの「オーラだけで相手を倒す」ように見えてしまいました(^^;
栃東(12-3):大関通算成績でみると弱い大関の部類に入るのですが、この人本来の相撲ができればこれくらいの星を挙げる力はあるんですね。千秋楽の横綱戦はあっけなすぎて残念でしたが横綱が強すぎただけのこと。
千代大海(10-5):珍しく終盤まで優勝争いに加わったものの、その終盤戦からいつものように連敗。上位戦に弱すぎ。
白鵬(関脇/9-6):この人が勝ち越しても何も驚かないものの、負けた相撲がかなり酷かった。なんだかんだでここ最近大関に上がった力士がいないため(横綱になった朝青龍は除く)、期待はしてるんですけどね。11勝を3場所続けるだけでいいわけだし、白鵬のセンスは間違いなくこれが可能なんだけどなあ。
土佐ノ海(関脇/4-11):関脇ではやっぱり勝ち越せないか。足から落ちる日が多く、つまり脆かった。けれど大関戦2日連続引き落としで敗れた件については、大関側に失望した。
琴光喜(小結/13-2):やれば出来る子じゃないですか。今場所は強かったね。
若の里(小結/6-9):関脇の常連は今場所小結でも見る影もなく。馬力が出てなかった。体調崩してたとしか思えないです。
玉乃島(前筆/5-10):自分の得意の前傾姿勢にあまりなりきれなかった。踏ん張りが利いてなかったのかな。普通だったら負けても7-8くらいの力士のはずですしね。
露鵬(前筆/7-8):引く悪い癖は直らないのかな。外国人力士はいま幕にだいぶいるけど、旋風を巻き起こすほどではない人たちばかりなんですよね。私は外国人力士は多いほうが正直面白いと感じてる最近なので、頑張ってもらいたかったり。
黒海(前2/5-10):馬力はあるが相撲が雑すぎ。前に出るだけなら出島のほうがうまい。琴欧州朝青龍白鵬露鵬旭天鵬と対戦した外人力士に全敗してるのもまずいですね。

 などなど。しかし来場所はまた魁皇が角番ですか。本来の相撲を取れば二桁などは楽勝、とはいっても腰をやってしまいやすい魁皇が来場所同じようなことになってしまったらそこで終わりなわけで、ハラハラしながら毎日過ごすことになりそうです。魁皇には一日でも長く相撲を取ってもらいたいです。