つくばを歩く(1)

 昨日の水曜日、曇りときどき晴れという絶好のコンディションのもと、先日開業したつくばエクスプレス線に乗ってつくばまで行ってきました。これといった用事はなく、つくばまで行くことが目的です。つくばと言えばかつて万博が行われた地。広場でごろごろしていた幼年期の私を、巨大スクリーンがいきなり大写しにして喜んだことが懐かしい思い出です。
 中野居住の私は、つくばエクスプレスはもちろん始発の秋葉原から乗りました。始終点間は快速で45分、\1150。都心に住んでいる人間は、45分なら\350くらい(京王線/メトロ東西線等)がデフォですから、「うわ、たけー」などと思いながらも乗り込みました。
 座席は、快速で45分しか掛からない線なのにも関わらず、(正式名称を知らないのですが)旅客電車的といいますか、向合わせの座席がありました。都心に住む人間はこのタイプのはJRの立川-大月方面に走る青電車くらいしか関わりが無かったりします。
 座席から見える、つくばまでの旅景については……地下にもぐったり地上に出てきたりで、景色を楽しむというつくりは特にされていないようでした。景色が良ければ帰りは鈍行にしようと思っていたので早々に予定を切り替える事になりました。
 ともあれ、秋葉原→終点つくばまで着いて降りました。初めて歩く街です。
 つくばエクスプレスの駅は、北千住以降、つくばを除いてはドの付くほどの田舎ばかりで、駅だけが唯一の近代的建物という感じなのですね。で、終点つくばについては、デパートビルが複数あり、喩えて言うなら砂漠にあるオアシスのように、僻地にぴょっこり立ち並ぶ都市と言った感じでした。観光都市という雰囲気もないためシーズンオフと言うべきではないのですが、人通りは少なく閑散としており、そのなかで西武デパートやらJUSCOやら色々営業しており、経営大丈夫なのかここ?などと不安に思ってしまいましたが、きっと休日にはそれなりに人で賑わうのでしょう。
 つくばに行く事がとりあえずの目的であった私はすでに目標を達成し、さてどうしようかなと考えた結果、2つ前にある「万博記念公園駅」から、万博記念公園に行ってみようということにしました。