見方を変えると

 昨日は友綱親方を弟子思い、なんて好意的に書きましたが、違う視点から考えてみました。魁皇は「まだ数年は相撲を取りたい」としばらく前から言っており、その様子からすると関脇に落ちてでも相撲を続けたいようなのですが、友綱が「潔く引退したほうがいいんじゃないか。というかしてくれ」とどうも思っていたようで、4敗した魁皇に話を振ったら「まだまだ取りたい」と強く言われ、「その意思は尊重しよう。しかし負け越したら引退だぞ。いいな」と言う事にして魁皇もそれは飲むしかなかったものの、内外からは「魁皇はまだ取りたがっているんだから。親方勝手すぎ」と声があがり、このままだと友綱自身がただの悪役になってしまいそうだったから発言を撤回した……といった流れのほうがひょっとして正しいのかも。友綱親方はあまり深く考えないで喋っちゃう方だからなあ。親方が元大関よか横綱だったら有無を言わせない面もあったろうと思うのですが、こういう時に最高位ってモノを言いそうな感じ。
 ま、ともあれ5勝6敗からあと残り4日。行方を見守ります。
 なおあと1番勝つと、通算勝利数が水戸泉を抜く歴代単独8位の808勝になるのでした。