中盤戦へ

 大会8日目。結果は以下のようになりました。

清峰 6-7 福井商
仙台育英 3-6 日大山形
文星芸大付 3-12 今治西
松代 3-5 八重山商工

 第1試合。初戦で22点を奪った清峰だったが、先制点こそ取ったものの追加点が取れないでいるうちに、エース有迫が捕まり2-5に。今大会はあまり好調とは言えなかったか。裏エースである富尾が登板したが、富尾は直前まで発熱状態だったらしい。2枚の投手ともに不安定であればいかにセンバツ準優勝の清峰とて勝つのは厳しい。打撃では二人の佐々木が鍵を握っており、実際9回裏に佐々木優が3ランを放ちついに1点差に追いついたものの後続があっさり倒れ終戦福井商の池本は緩急をつけ、打ち気にはやる清峰打線を8回まで2点に抑えた。
 正直、清峰が2回戦で姿を消すとは思いませんでした。早実の次戦相手はこの福井商ということに。早実からするとちょっとラッキーかも…
 第2試合。試合を支配していたのは圧倒的に仙台育英。ところが、3度の満塁機に凡退するなど肝心なところで点が取れない。逆に日大山形はファインプレイの連続。育英のエース佐藤が3回に一度捕まってしまい、その後は立ち直るも結局この差を詰めることができなかった。
 第3試合はしっかり見てないのでパス。
 第4試合。大嶺は先発ではなくベンチスタート。もっとも八重山には大嶺だけではなく金城長という好投手がおり、大嶺をここぞという時に使えるのがウリと言えます。春の選抜はその出すタイミングを逸したりしてましたが……。ともあれ松代はこの金城長を捕まえることができない。終盤になって大嶺が現れたらあとは三振の山を築かされるだけ。9回に2四球と安打で2点を返したものの反撃及ばず。

 えーっと、この結果、注目選手の状況はというと……もう3人しか残ってない。

早実(斎藤):強打の大阪桐蔭を子ども扱い。圧勝し3回戦に駒を進めた
八重山(大嶺):2戦目は2イニングだけ。2失点するも投げたイニングの6つのアウトは全て三振というあたりレベルが違う
○苫小牧(田中):1戦目は調子は悪かったが三振はしっかり取った。

敗退組:桐蔭(中田)、横浜(川角)、清峰(有迫)、関西(ダース)、愛名電(堂上)

 そういえばこの日のスポーツ紙、早稲田の斎藤が1面にズラーリ並んでましたね。常時14x台の球を投げ、怪物中田を簡単に料理したすごい投手ということでマスメディアにもインパクト充分だったのでしょう。1〜2失点で完投する投手なんて他にもいるなかでここまで取り上げられるのはやっぱりその投球の質が高かったということ。まあ、松坂が投げてた時に比べればおとなしいですけどね。