ベスト8出揃う

 大会11日目も4試合が行われまして、これで3回戦も終わりです。

大会11日目 (3回戦)

第1試合 早稲田実(西東京) ○7 - 1● 福井商(福井)
第2試合 日大山形(山形) ○11 - 10● 今治西(愛媛)
第3試合 八重山商工(沖縄) ●3 - 8○ 智弁和歌山(和歌山)
第4試合 福知山成美(京都) ○6 - 3● 熊本工(熊本)

 エース斎藤を擁する早稲田実業は(私的には順当に)勝ち上がってきました。疲れも溜まっているのか相手が強打だったのか、10安打も打たれますが9回を完投し失点1(自責0)としっかり抑えました。
 逆に八重山はエース大嶺が捕まってしまいました。まあ、智弁和歌山は常に甲子園の強豪校ですからこの結果は驚くことはないとはいえ、大嶺は今大会コンディションはあまり良くなかったのかもしれませんね。
 ともあれこれでベスト8が出揃いました。明日明後日と準々決勝です。カードは以下の通り。見どころも書いておきます。なお、校名のあとの数値は、ここまでの失点履歴です。

東洋大姫路(2+2) 11:00 駒大苫小牧(3+9)
 3連覇を狙う苫小牧にとっては相手としてはやや楽な部類かもしれないが、前回温存しようとした田中将大は結局緊急登板でだいぶ球を投げてしまったこともあるし、田中は今大会制球に今ひとつ欠けている。姫路の守備力はそこそこのものであり、先制点をとって有利に流れを進めればそのまま逃げ切ることもありえる。

智弁和歌山(1+2+3) 13:30 帝京(2+4)
 智弁は試合巧者だが連戦となる。この差がどう出るか? 帝京は初戦の4本塁打の打力が本物かどうか試されることになるだろう。

早稲田実(1+2+1) 11:00 日大山形(2+3+10)
 中1日同士、そしてお互いエース1人が黙々と投げるチーム。そう考えると条件はほぼ同じだが、しかし日大山形の阿部はこの日200球以上を放ってしまったわけで、ある程度の影響は避けられないものになるだろう。
 早実のエース斎藤は27回を投げて自責3(防御率1.00)と、いまのところ今大会No.1ピッチャー。疲れはあるもののこの試合について言うなればやや有利か。打力についても、早実の5番船橋が頼もしい。
 しかし何にせよ両校ともまともに投げられるピッチャーは1人だけ。そして、雨天順延が無い限り、準決勝に決勝と3連投になる。ワンサイドゲームにでもなって控え投手を出せる余裕でも出ない限り、優勝は辛いものと言えるだろう。

福知山成美(4+0+3) 13:30 鹿児島工(2+3)
 どっち勝ってもいいや(ひでぇ)

注:鷹月は東京の民なので西の話題にはどうしても疎くて…