トリビアの泉の盗作騒動…だそうですが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000021-nks-ent
 韓国で始まった番組がトリビアの泉に類似しているそうな。明らかにパクっておいてフジテレビに連絡の一つもしていないのなら、スジが通っていない事になりますね。もっとも、トリビア自体時流を得ただけであって、オリジナリティがあるかというとハテナ?ではありますが。「へぇ〜」と言いたくなるような類の雑学・一般教養番組なんて昔からあったわけですよ。番組の作品構造としては割と一般性があり、そういう意味ではトリビアが必要以上に自分の著作権を主張するのも考え物です。
 利益競合するわけじゃないし、いきなり法的手段云々と言わずに、KBSに「うちの番組を参考に企画したんですか?」と問い合わせる程度でいいんじゃないかと思うのです。

 そういう意味ではまだゲーム業界は寛容なものですね。そっくりなものを作ればそりゃ怒られるわけですが、一つのシステムはみんな平気でマネするし、最初にそれを考えた所も必要以上には規制しないし。「いいとこ取り」するやり方によって業界全体が発展してきたわけですよ。
 まあ、ゲーム業界でもパクリ騒動や訴訟も勿論あるわけですが。あまりに有名なのが、ビートマニアに対するやねうらお氏のBM98。細かく問題について蒸し返したりはしませんが、パロディどころか明らかな盗作。市場の違い、実質的にコナミには損害はあまり来ていないのではないかとか、争点はありましたが、コナミが当時憤慨したのは至極当然です。しかしてやはり音ゲーそのものはコナミが開拓したわけではないわけで、その後、音ゲー的なものが他社から出たときに難癖つけたらしいですが、その時には「コナミ、もっと寛容になりましょうよ」と思ったもんです。
 私はコナミは商標問題を初めとして好印象はありません。個々の問題についてはコナミをはっきりと批判しますが、だからといってコナミをその他の問題にまで悪しく言うつもりはありません。ええ、コナミは間違いなく、ゲーム業界を引っ張ってきた雄ではあるのですから。