アイレディース問題の決着

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031203-00000116-mai-soci
 11月20日の随想録にてこの問題を扱っていたので(http://d.hatena.ne.jp/gumina/20031120)、結末についても一言しておきましょう。県側は前日になるまで宿泊者の素性を明かさなかった。アイレディース側の対応がいくらまずかったとはいえ、これがトラブルの原因となった事は明らかです。結果、県側とホテル側の責任のなすり合いとなりました。まあ、両方に落ち度があったと見ましょう。しかし、営業法が何であれ、たとえば浮浪者がホテルに泊まりに来たら「満室です」と嘘をついて断るのはお決まりであり、ホテル側には暗黙の了解としてこうした裁量権があり、それを行使しただけと言えます。今回の問題は、たまたまアイレディースがそういう行動を取ったというだけであり(直接の被害者の立場は一旦捨象することを許されるならば)、同じシチュエーションが他のホテルに対して成されていたら、それなりの確立で同じ事件を起こしていたのではないかと推測できるわけです。
 結末として、組合からの除名。大打撃は必須であり、ホテル関係者はわが身の不運さを嘆いている所でしょうかね。もっとも、これは私が見るところ茶番で、半年か1年で再復帰できるという約束手形付きの除名だと睨んでいますが。そうでないと除名に対する弁明で「一切弁明はございません」なんて言わないものかなと。