オウガ外伝とりあえずクリア

 レクトールルートの正END(エレノア生存)とBADEND(ラスボスに敗北)確認しました。一番肝心と思われるシビュラENDはあえて時間を費やしてまで見る気が無かったので、エンディングドットコム様(http://www.h2.dion.ne.jp/~koga_tj/index.htm)に掲載されているそれを見てしまいました。というかこんなサイトがあったのね…。
 ゲームへの感想ですが、終わってみれば詰めの甘い物語でした。タクティクスオウガに繋がる10年前のエピソードということでの外伝で、あまり話を大きくできなかったというのもあるのでしょうけれども、どうも主人公の正体がオウガにおける「あの人」だったなんて、ちょっと後付けとしてもうまく行っていませんし、シビュラ正ENDにおいてエレノアが犠牲になるあたりは、まるで「ロマンスは剣の輝き」で勝手に自己犠牲して死んでいった神官を思い起こさせました。あそこまで悪質じゃありませんでしたけどね。まあ、「あの人」とこの外伝の主人公との間には10年の空白があり、そこでいかようにも調整がつけられるといってしまうとそれまでなのでしょうけれども。
 レクトール正ENDの終わり方などは、一見よくある類の結末にも思えますが、あても無い旅出に必然性がないのが残念なところでした。行き先も告げずに2人で旅立つというのは、「コズミックサイコ」で使われたパターンでしたが、かの作品においてはその必然性があっての行動だったわけですし。
 その他、いきなり天使が飛んできて仲間になったり、「我の意思など人間には想像もつかんよ」とか言っておきながら、誰でも想像付くくらいの事しか考えていないボスとか、そのボスに説教たれる「置き換え可能な」キャラクターとか。ちゃんとした批評に耐えうるものではありませんでした、残念ながら。