7日目終わって

 大相撲初場所、7日目まで終わりました。今場所の見所であった魁皇は4敗目、若の里も3敗と、いずれも期待は早々としぼんでしまいました。以下、何人かの力士をピックアップ。
 朝青龍(7-0)。ここんとこ毎場所、直前に風邪を引いており、取り口も万全じゃなかったりするものの、スピード、パワーで圧倒し続け全勝。今年も朝青龍時代は続きそうです。
 魁皇(3-4)。今場所は動きがバラバラで、腰の重さが相手の攻めを防ぐというよりも自らの動きを鈍重にしているという感じ。左肩もだいぶ痛めており、正直休場したほうが格好としては良いですね。ともあれ1場所延期されていた綱とりチャンスは白紙に。残念ですが、好調を持続できないのだから仕方がないです。今日の琴光喜戦の敗戦は合口以前の問題。
 千代大海(4-3)。今日の岩木山戦はどちらが大関か分からないような完敗。本来の力を発揮すれば角番脱出くらいは大丈夫なはずなんですが、ここ数場所、何と言うか覇気が無いのでちょっと心配です。
 栃東(6-1)。怪我休場で大関陥落し、今場所の出場も絶望的と言われていたのですが、蓋を開けてみればここまでは実にうまく乗り切っています。ハードルは10番とまだ安全圏とも言えませんが、栃東の復調は嬉しいところです。
 白鵬(5-2)。今日こそ若の里の厳しい攻めに敗れはしましたが、6日目の琴光喜戦など、同位のはずの相手を子ども扱いしており、家賃が安すぎのようです。(家賃:番付に見合った実力を差す相撲用語。通常、家賃が高い=実力相応より高い番付に居る、という用法)
 雅山(5-2)。大関昇進時の、攻められてもあまり堪えない、腰の重さが戻ってきています。体のバランスがちょうどいい具合なんでしょう。今場所も二桁行くといいですね。
 若の里(3-4)。今日こそいい攻めを見せるも昨日までの4連敗の惨状は酷かったですね……プレッシャーなのか体調が悪かったのか? 今場所の大関取りは無理でもなんとか9勝あたりは確保して、来場所に繋げて貰いたいところです。関脇にしては強すぎなわけですから。
 琴欧州(3-4)、黒海(2-5)、露鵬(4-3)の欧州トリオはまとめて。それぞれ幕内の壁に当たっているところみたいですね。琴欧州はまあはじめての上位挑戦だから結果ともあれぶつかっていってOKですが、黒海はどうも動きの荒さと脆さが目立ちます。パワーは充分あるんですから。露鵬は大ブレークこそないものの、少しずつ力は付けているというところですかね?ただしこちらもテクニック相手にはまだ翻弄されているようで。
 ひとまずこんなところで。魁皇がボロボロで色々と相撲観戦モチベーション下がりまくりですが、それでも国技館は行っておかないとなあ…。観戦日はまだ未定ですが。