モバイルへの道・再び(1)

 Inspiron700mを買って以降、まったくと言っていいほど立ち上げなくなった旧ノート「SHARP MURAMASA PC-MM1-H1W」。久しぶりに起動させてみたのですが……うん、1kg切るこのマシンはやっぱり良いですね。すっと持ち上げられて、バッグにもすっと入る。OSも安定しているし、若干重いとはいえ文章書き作業程度には不都合もない。若干汚くなっていたので、ウェットティッシュで丁寧に磨き、ピカピカになったムラマサノートを見て、うんまだ現役引退には惜しいなあと思うのでした。
 とは言っても、家ではInspiron700mが鎮座してるわけでムラマサノートに勝ち目はなく、要するには外出用のお供。でもそうなると気になるのは持続時間ですね。うちのムラマサノートは自称3.5時間とか言ってますが、光量を控えめにしても、2時間持ちません。まあ分かりやすく言うと1分につきほぼ1%ずつバッテリー残量が減っていくわけで、「ああもう残り73%か…」とか、常に残量をチラチラ確認しながら使わないといけないのでした。まあ結論としては、うちのムラマサノートはそのバッテリー量の低さから、今後現役で活躍する機会はやっぱり少ないってことですね。
 さて、そんなわけで、手軽に持ち運べ、それなりにバッテリの持続するモバイルを一台欲しいなと思っているのでした。というか昨年末からずっと持ち越してきた話題ですね。Inspiron700mは8セルバッテリを積んだおかげで5時間持つとはいえ2.1kgは論外です。制限は1kg以下とします。希望は700g以下。これに見合うものといえば、ぱっと挙げてみると、

1. panasonic Let's Note R3 (http://panasonic.jp/pc/products/r3f/index.html)
2. victor InterLinkシリーズ (http://www.victor.co.jp/interlink/index.html)
3. sigmarionに代表されるPDA

 になるでしょうか。1.は、メインユースのノートPCの選択肢の一つにもなった機種です。990gで9時間持つという持続時間は驚異的ですが、キー配列が極端に切り詰められており、ちょっと打ち難い印象がありました。また、単純に高いこともあり、今回の選択肢からは除外します。
 2.については、この随想録では初出となりますが、前にノートPCを買いに行ったときに発見してから気になっているのでした。InterLinkシリーズは、モバイルミニノートPCと、PDAと両方あるようです。まず、ミニノートの方を見てみましょう。普及機は、MP-XP741のようです(http://www.jvc-victor.co.jp/interlink/xp/mp-xp741/index.html)。Let'sNoteよりもさらに一回り小柄なA5ノート。重量は910g〜バッテリーオプションによって1200gといったところ。バッテリーは標準だと1.5時間ですが、大容量バッテリ装着で8時間と、なかなかのものになります。値段もLet's Noteより多少安い…ものの、大容量バッテリーを買うと大差ないかも。
 結構惹かれるのですが、よくよく考えると、外出時に持ち運ぶPCは、そこまで高機能なものは必要ないのでした。要求をまとめてみましょう。

要求1. ネットが見れてメールとインターネットができること
要求2. 文章がうちやすいこと
要求3. 普通のPCとの情報連携が容易であること(つまりLAN接続必須)
要求4. できるだけ軽く、できるだけ長持ち
要求5. 以上の要求1-4を満たした上でできるだけ低価格

 別にネットゲーをするわけでもないし、PhotoShopを使うわけでもありません。そうなるとやはり、PDAが有力になってきますね。ノートPCに比べると価格帯もだいぶ下がりますし。そんなわけで、今後しばらくの間、PDAの調査・性能分析をしていきたいと思います。