v@mpの鬼子 - 携帯mp3プレイヤーを探して・第一部完結篇(2)

 それでは、私の選別したv@mpのVP-425というmp3プレイヤーのスペックを紹介していきましょう。
 はじめに購入金額が、アキバのLAOXで\14,000だったことから触れておきます。
 で、まず基本性能。内蔵256MB+SDカード拡張型、mp3/wma、乾電池型、重量45g(電池抜)。内蔵メモリは最近は512M以上は望まれているわけでそう考えるとちょっと弱いですが、それ以上に私が重視したのはSDカード型というところです。16M〜512Mまで追加は対応しているようです。最近USBストレージクラス対応が増えたこともあって、めっきりこのスロット拡張物が姿を消しました。なお、このVP-425も問題なくUSBストレージ対応しています。内蔵メモリ部分ととSDカード部分とで、2ドライブ分のリムーバブル領域としてパソコンはそのまま認識します。
 持続時間は単4が1本で標準的に12時間駆動。もうちょっと持ってもらいたかったですが、まあ許容範囲です。
 液晶は白黒ですが、バックライトLCD対応です。このバックライトは無意味に7色対応しています。某音源みたいにオレンジにするもグリーンにするも気分次第です。うわぁ、凄く意味なくて好きだ。曲名の日本語表示とか、このへんの当たり前なところは当たり前なように対応。
 ボイスレコーディング機能やFMチューナという最近の基本を勿論搭載しています。イコライザもユーザ設定できる、人によっては嬉しい機能が付いています。私はイコライザはどーでもいい人ですが。大体曲の製作者は聞くほうでイコライズが再度かかるなんて想定してないわけですし。まあ電車の中とかうるさいところだと若干重宝はするんですけどね。
 ディスク管理については…LAOXの店先ではフォルダ対応×と書いてありました。マニュアルには対応していると書いてありました。どっちなんでしょう。あとで試して確認します。対応してると助かりますが。

 ……ここで終わればただのmp3プレイヤーだったのですが。
 まず、本体に内蔵モノラルスピーカが付いてます。イヤホン付けない状態だと鳴る仕掛けです。オマケ程度だろうと思ったのですが、家で鳴らすとそれなりに音が出てました(0.25W)。メーカーのカタログの紹介部分には一言も触れられていませんが、仕様表とマニュアルにだけ記載されていました。
 続いて、外部ミニスピーカーが製品に一緒に付属しています。ところがマニュアルにはスピーカーの存在は何一つ触れられていません。どうやらこのVP-4系列の初期品VP-400には無かったものが、誰かの提案でくっつくようになった…のでしょうか。ともあれこのミニスピーカーは完全にVP-425本体のスタンドとして設計されており専用のものです。スピーカーには2つのUSBの差込口があり、一つはVP-425との接触用です。直にガチャリと繋がります。あとは電源を供給すれば、先ほど内蔵スピーカーで鳴っていたものが、この0.6Wのステレオスピーカーから鳴る仕掛けです。
 電源はどこから供給するか。スピーカーに単3電池が3本入るようです。ACアダプタも付属しており、それを使っても大丈夫です。しかしまったくその2つを無視して、先ほど「もう一つ余っているUSB」がありましたが、パソコン(あるいはUSBハブ)に繋げてもそこから電源供給されます。
 パソコンとVP-425を直接繋がず、VP425 - スピーカー - パソコンと繋げると、スピーカーがクレードル代わりになります。ちなみにこのスピーカー、別途Line-in端子があり、VP-425の影響しない世界でも活用可能なモバイルスピーカーでもあります。このあたりは製品カタログにもマニュアルにも記載は一切ありません。故に、LAOXの店の人が詳細知ってるわけもない。
 で、トドメは、このVP-425のイヤホンジャックは2つあります。………なんだこれ(・・;
 もうそのまんま、イヤホンが2つあれば、同じ曲を二人が聞けます。どうでもいいですが外部スピーカーと合体させると、そっちも一緒に音が鳴るので3系統同時に発音させることも可能です。

 なお、この他に付属品として、USB延長ケーブルとかポーチとかラインケーブルとかドライバCD(98用。2000以降はいらない)とか色々くっついてきます。
 以上、こみこみで\14,000。私は色々な機種を見たつもりですが、他のmp3プレイヤーを圧倒しており、この実に怪しげなmp3プレイヤーを購入したというわけです。ちなみにダイレクト録音機能とか、CD→mp3変換ツールのような殊勝なものはたぶん無いと思います。っていうかCD2WAV+SCMPX/午後のこーだあれば必要ないですしね。