うわー

"国内取引?輸出?白黒つかず パンダ贈呈で中台“緊張”? 住民は歓迎"
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050608/mng_____kok_____003.shtml
 将棋に喩えれば香車の田楽刺しみたいに中国側から見ればウマい(=狡猾な)作戦ですねぇ、という記事。台湾側は「中国は許可してるし、我々の国としても歓迎する」といって贈り物を受け取れば、普通に考えるとワシントン条約の違反にはならないように見えますが、中国は「一つの国であるからこそ贈り物をするのであって、台湾という国に対して許可したわけではない」というような論法を使うわけだから、台湾が受け取ったということをもって、中国側からの視点で「一つの中国であることを認めた」と主張できるわけです。
 トロイの木馬レベルの贈り物ですね。違うのは、ここではパンダは作り物ではなくて愛護動物であるということ。政治道具にされているということで、全世界の動物愛護団体は中国を猛烈に批判してみません?