いろいろ

 W杯。日本はGL敗退となりました。何がまずかったかってオーストラリア戦の敗戦、あれが全てだったわけですが、先日のオージーvsイタリア戦を見ていて、ああオーストラリアって強いんだなあと。イタリアの鉄壁こそ崩せなかったものの終始攻勢で(負けたとはいえ支配率60%)、それでいて最後まで体力が持っていた。日本はいろいろ課題がありましたが、ジーコ自身も言っていたように体力のなさが敗因の一つだったと私も思います。中村俊輔セリエA時代から体力なくて後半よく消えるのに今回はW杯本戦の時期に合わせて体調を崩すというプロ失格と言いたくなるくらいの状況のまま使われて、得点力の少なさに繋がったと言えます。まあ小野とか駒野とか坪井とか柳沢とか宮本とか高原とか、活躍できてなかった選手は他にもいたわけですが、中村というのはパフォーマンスをフルに発揮できれば見違えるような動きをする選手なだけに、やっぱり特筆して批判させることやむなしだと思うのですよ。
 中田は言うだけのことはやった。ただ、気負いすぎたというか、実力以上のものを出そうとしたか、存在感こそあった反面ミスも多かった。ロングパスで上げるという思惑はいいんだけど敵にむざむざカットされてどうする、というか。
 さて、アジアGL全滅、オーストラリアも16強で沈む。まあ次回の枠が削られることは間違いないと思います。4.5枠がどうなるか? 確か次回からなぜかオーストラリアがアジアグループに加わるわけですが、だからと言って枠が変わらないとも思えない。
・ケース1) オーストラリアが加わって枠4
・ケース2) オーストラリアが加わって枠3.5(厳しいプラン)
 想定はこの2つにしておきます。これを巡って、日本、韓国、イラン、サウジアラビア、オージーの5強に、次点でバーレーン、もちょっと下に北朝鮮クウェートあたりが争うと。まあ、今回の予選リーグは悠々突破すぎたので緊張感に乏しかったわけでいいんじゃないかなと。
 しかし4年かぁ……代表の顔ぶれもだいぶ変わりそうですね。

 ……

 野球。巨人は懸念していたように、野村阪神1年目のような凋落モードまっしぐら。開幕1ヶ月の驀進ぶりのおかげで絶望的状況ではないとはいえ、後半戦も希望があまり持てません。何がまずいのか? 言わずもがな、高橋と小久保の離脱。小久保は仕方ないとして、高橋由は優勝を逃せば戦犯の一人と断言して良い。
 いまの打線は3番二岡4番スンヨプの2人だけで成り立っている状況。ニューフェイスでは小関とキムタクが奮戦しているとはいえ小関はベース踏み忘れや致命的エラーなどの実績を重ねて、チームの勢いをそぎ落とした人物でもある。小坂あたりは残念ながら失敗か。守備の良いのは認めるにしても打率が悪すぎて終盤の守備固めにしか使えない……というか小坂出すなら仁志のほうがまだマシだってば絶対。
 ということで打線低調。では投手陣の方はというと、こちらも先発勝てない病に加えて中継ぎもじわじわ点を取られることが普通になってきました。久保林福田の3枚ともに不安いっぱい。捕手も不安材料。
 とはいえ、基本戦力はそれでも高いとは思うんですよねえ。必要以上にバタバタしてるというか。どう見ても戦力的に微妙感のある楽天のほうが最近奮戦しているわけで、向こうを見習って気合いを入れなおして欲しいですね。とりあえず上原がまずシャットアウトするくらいの好調さを出して勝てないと駄目。