2日目まで

 開幕初日はリアルタイムでTV観戦。2日目の今日はダイジェスト(熱湯もとい熱闘甲子園)にて確認。ちなみに熱湯甲子園という表現もあながち間違ってなくて、あれだけの真夏日の昼間にあれだけの人達が観戦するスタンド、ほんとに焼け付いていてやばいです。うちの(かつて通っていた)高校は在学中に甲子園に出場できたのでもちろん応援に行ったクチでしたが、あの時の暑さは今でもはっきりと覚えてます。
 ま、それはともあれ戦評を簡単に。戦評といっても視点は公平じゃないのでそこんところは了解ください。

 初日2試合目:早実-鶴岡工(結果:13-1)。早実のピッチャー斉藤は県大会決勝で220球投げたりと相変わらず無理させられたままこの日を迎え、コントロールにやや難があったものの、格が違ったというか鶴岡のほうが一方的に浮き足立っていたというか。まあ実力差と言えばその通りだったのですが圧倒的な差に。点差が開いたのに(春のセンバツ同様)相変わらず斉藤を変えない監督においおいと思いましたが、ようやく9回になってもう一人の控え投手に交代。ところがこの変わったピッチャーがいきなり2四球と制球定まらず無死一二塁。ダメだこりゃと斉藤が結局また投げることになりそのまま3人で仕留めて終了。やっぱり斉藤がいないとどうにもならないチームに苦笑させられました。
 初日3試合目:大阪桐蔭-横浜(結果:11-6)。準決勝クラスの垂涎カード。前半は強豪校同士の戦いらしい好守展開が続きましたが、横浜の投手川角の調子が次第に落ちてきてそこを捉えられると、変わったピッチャーがさらに打ち込まれる。やはり大阪の超激戦区を勝ち抜いただけのことはあります。それにしても大阪桐蔭二塁手、謝敷正吾ってかなりいい選手でしたねえ。好守に加えて本塁打まで打ちました。来年のドラフト最注目のスラッガー中田翔もしっかり本塁打を放ちました。バットスイングの速さに打球音、まったく他の選手と違いを見せてますね。これはやばい。
 ともあれセンバツ優勝校の横浜はあえなく初戦敗退。まあ春も、無敵の快進撃というよりは運に恵まれた感があったわけで正直そこまで凄い気はしませんでしたしね……。もっとも、この日の敗戦の原因は監督采配の大失敗だったような気がしないでもない。川角のスクイズ失敗が痛かったけど、正直序盤の牽制死とか盗塁死の方がやってはいけないアウトの取られ方だった感じでしたね…。
 2日目第1試合:清峰-光南(結果:22-3)。センバツこそ決勝戦で横浜に0-21の虐殺を喰らった清峰ですが、決勝に行ける時点で自力は高いわけで。この日はその実力通りの結果に。光南は相手が悪すぎた。
 清峰の有迫はあまり調子は良くなかった。まあここは富尾という裏エースがいるチームなので、本格的に悪くなれば富尾に任せられるし、打力は高いので安定して勝ち上がりそうですね。
 2日目第3試合:仙台育英-徳島商(結果:5-1)。仙台育英はたいてい3回戦くらいまではコンスタントに勝ち上がる力を持っているチーム。ここのエースの佐藤由規もなかなかいい選手ですね。ただし県大会決勝で相当投げ込んでるのでそろそろ疲れが出なければ良いですが。

 ということでまだまだ夏の甲子園は続きます。楽しみ楽しみ。