音楽について語るのは難しいのよ

 私はCreationCollege(http://www.campus.ne.jp/~ishigami/CREATION)で、ゲーム製作のあれこれを書いているが、音楽製作とCG製作についての記事がいまのところ無い。それは一重に私自身の技量がまだまだで語るほどではないと自認しているからではあるのだが、ゲーム製作総合について書いている身としてそのうち取り組まなくてはいけないとも思っている。
 しかしCGの方はともかくとして、音楽のほうはなかなかに大変な作業だと感じる。まず音楽というものが説明しにくいジャンルだというのがある。素人には説明するすべがなく、逆に知っている人は用語を用いれば説明はできるが、知らない人には理解できないものとなる。音楽批評の読者は音楽知識が必要というわけだ。
 そしてまた、ゲーム音楽というもの自体あやふやだ。旧来のピコピコサウンドとPCMやDAの現在のサウンドの間にはかなり大きな隔たりがある。ゲーム音楽はこうあるべきという事について、部分的に語ることはできるが、語りにくい、あるいは語れない事の方が多い。主観によって語ってしまうこともできるが、批判は避けられないものとなるだろう。
 無難なところはゲーム音楽の歴史について語ることくらいか。しかしそれだけではやはり不足だろう。
 まあ、多少なり批判が出ることも承知の上で、誤解を恐れずに、書いていきたいとは思っている。万人に分かりやすい説明はできないとは思うが、最低でも多少の人に納得していただけるような、ゲーム音楽についての記事を書いていきたい。今日はその予告ということで。